審査が甘い教育ローンはある?審査に通らない理由と対策を解説

審査が甘い教育ローンはある?審査に通らない理由と対策を解説

「審査が甘い教育ローンを知りたい」
「教育ローンの審査に落ちた理由は?」
「教育ローンの審査に通るコツを教えてほしい」

子供の教育には決して安くない費用がかかるため、教育ローンを利用して資金を調達しようと考えている人も多いでしょう。

しかし、実際に利用するとなると、「審査に通るか不安」という人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、審査が甘い教育ローンや、審査に落ちる原因と対策を解説します。

この記事でわかること
  • 国の教育ローンは民間教育ローンよりも審査難易度が低く、金利も低い
  • 低金利の銀行ローンは審査が厳しい!消費者金融・信販会社の教育ローンは審査難易度が低い
  • どこからも借りられないときは公的融資制度やカードローンの利用がおすすめ

教育ローンの審査に落ちてしまい、どこからも借りられないときの対策も紹介するので、ぜひ最後までチェックしてください。

審査がない教育ローンはない

なお、人気のカードローンについては、カードローンおすすめランキングで解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

必ず借りれる教育ローンはない!他のローンよりも審査難易度は高い

必ず借りれるローンは存在しない

教育ローンは必ず審査があるため、必ず借りれる保証はありません。

また、カードローンやキャッシングに比べて審査難易度は高くなります

必ず借りれる教育ローンはない!他のローンよりも審査難易度は高い
  • 低金利の銀行教育ローンは審査が最も厳しい
  • 国の教育ローンは民間教育ローンよりも審査が甘い
  • 消費者金融・信販会社の教育ローンは審査ハードルが低い

教育ローンを利用する前に、審査傾向を押さえておきましょう。

低金利の銀行教育ローンは審査が最も厳しい

銀行の教育ローンは、他のローンよりも審査の難易度が高めです。 

銀行は低金利で限度額が高く、利用者に有利な条件が設定されているため、貸し倒れリスクが高い傾向にあります。

そのため、審査ハードルが高く、返済能力を厳しくチェックされます。

ただし、銀行の規模などにより審査基準は異なるので、申し込む前に利用条件を確認しておきましょう。

国の教育ローンは民間教育ローンよりも審査が甘い

国の教育ローン(日本政策金融公庫)は、民間の教育ローンよりも審査に通りやすい傾向にあります。

営利目的の民間と異なり、国の教育ローンは非営利目的の商品でもあるため、審査ハードルは低めです。

民間の教育ローンの審査に落ちた場合でも、国の教育ローンなら審査通過が可能です。

ただし、審査が行われないわけではなく、申し込み条件に合わないと融資を断られる場合もあります。

国の教育ローンだからといって、必ず審査に通るわけではないことを認識しておきましょう。

消費者金融・信販会社の教育ローンは審査ハードルが低い

消費者金融や信販会社が提供している教育ローンは、銀行よりも審査に通りやすい傾向にあります。

消費者金融や信販会社は金利が高い分、審査ハードルが低いため、銀行の審査に落ちた人も融資を受けられる可能性があります。

金利の低さを重視する人には不向きですが、審査通過を重視する人には、消費者金融や信販会社の教育ローンへの申し込みをおすすめします。

審査が比較的甘い!低収入でも審査に通りやすい国(日本政策金融公庫)の教育ローン

審査に通るか不安な人には、国(日本政策金融公庫)の教育ローンがおすすめです。

国の教育ローンは非営利商品であるため、審査難易度が低く、低収入の人でも審査に通りやすい傾向にあります。

審査が比較的甘い!低収入でも審査に通りやすい国(日本政策金融公庫)の教育ローン
  • 審査通過条件は世帯年収の上限を超えないこと
  • 高校から大学まで国内外問わず幅広い学校に対応できる
  • 返済期間は最長18年!在学期間中は利息のみの支払いも可能

ここでは、国の教育ローンの特徴を紹介します。

審査通過条件は世帯年収の上限を超えないこと

国の教育ローンを利用するには、世帯年収の上限額や対象となる学校、資金使途などの条件を満たさなければなりません。  

国の教育ローンは、世帯年収の上限額が定められており、上限を超えない範囲内であれば審査通過が可能になります。

世帯年収の上限額は、子供の人数に応じて異なります。

子供の数世帯年収(所得)の上限額
1人790万円(600万円)
2人890万円(690万円)
3人990万円(790万円)
4人1,090万円(890万円)
5人1,190万円(990万円)

なお、子供が2人以内の場合、勤続年数が3年未満、居住年数が1年未満、といった条件を満たすと、上限額が年収990万円(所得金額790万円)まで緩和されます。 

高校から大学まで国内外問わず幅広い学校に対応できる

国の教育ローンは、さまざまな学校に対応しており、大学はもちろん、専門学校や高校の資金にも利用できます。

融資の対象となる学校
  • 高等学校、高等専門学校、特別支援学校の高等部
  • 大学、大学院(法科大学院など専門職大学院を含む)、短期大学
  • 専修学校、各種学校(予備校、 デザイン学校など)
  • その他 職業能力開発校などの教育施設
  • 外国の高等学校、大学、大学院、短期大学、語学学校など

入学金や授業料だけでなく、在学のために必要となる住居費用や定期代、パソコン購入費にも使用できます。

ただし、学生が公務員として通う学校(防衛大学校、航空保安大学校、海上保安学校、気象大学校、税務大学校など)や、企業内教育訓練施設は対象にならないので注意が必要です。

返済期間は最長18年!在学期間中は利息のみの支払いも可能

国の教育ローンの返済期間は最長18年となっています。

民間の教育ローンの場合、返済期間は長くても15年までとなっていますが、国の教育ローンなら家庭の状況にかかわらず、一律18年まで設定できます。

また、在学期間中は利息のみの返済が可能です。そのため、それぞれの状況に合わせて無理なく完済を目指せます。

教育ローンの審査に通らない理由は収入や信用面に問題がある

教育ローンの審査に通らない最大の理由は、収入や信用の低さにあります。

審査ハードルが低い教育ローンであっても、収入や信用面に問題があれば、融資を受けられない可能性があります。

教育ローンの審査に通らない理由は収入や信用面に問題がある
  • 申し込み内容に誤りがあると信用を失って審査に落ちる
  • 安定かつ継続した収入がないと審査に落ちやすい
  • 他社からの借り入れが多すぎると審査に不利になる
  • 過去に延滞や債務整理をした人は審査通過が厳しい

申し込む前に、審査に落ちる原因を把握しておきましょう。

申し込み内容に誤りがあると信用を失って審査に落ちる

申し込みフォームに入力するときに誤りがあると、虚偽の申告をしたと判断されて、審査に落ちる原因になります

記入漏れがあると確認が必要になり、審査時間が長引く原因にもなります。

申し込みフォームに入力したあとは、記入内容に不備がないかどうか確認してから提出しましょう。

安定かつ継続した収入がないと審査に落ちやすい

教育ローンの多くは、申込条件に「安定した収入があること」と定めており、条件に合わない人は審査に落ちてしまいます。

契約後は毎月返済を行わなければならないため、収入が不安定な人は審査で不利になります。

非正規雇用者でも利用できる教育ローンはありますが、正社員や派遣社員よりも審査で不利になる点は否めません。

パートやアルバイト、自営業者は収入が不安定だと判断されやすいため注意が必要です。

なお、以下でパートでも借りれる教育ローンを紹介しているので、参考にしてみてください。

他社からの借り入れが多すぎると審査に不利になる

他社からの借り入れが多い人は返済が滞るリスクが高いため、審査に不利に働きます。

教育ローンを申し込む前に少しでも返済・完済をしておくと、審査通過率が高まります。

返済や完済が難しい場合は、おまとめローンの利用を検討してみましょう。

おまとめローンは複数社からの借り入れを1つにまとめることができ、金利を下げて利息を抑えられます。

新たな借り入れはできませんが、借り入れ件数を減らしたい場合に効果的です。

過去に延滞や債務整理をした人は審査通過が厳しい

過去にカードローンやクレジットカードを延滞した人や債務整理をした人は、審査に落ちる可能性が高いです。

教育ローンの審査では、個人信用情報機関に照会をかけて申込者の過去のローン履歴を確認しています。

信用情報機関には、過去に起こした金融事故も登録されているため、審査に通るのは難しくなります。

ただし、金融事故を起こしたからといって、永久にローンを利用できないわけではありません。

金融事故の情報が登録されている期間は5~7年間なので、一定期間が過ぎて情報が消えれば、審査に通過できる可能性があります。

教育ローンの審査に落ちた!どこも借りれないときの対処法

国や民間の教育ローンに落ちて、どこからも借りられないときは、別の方法で資金を調達しましょう。

教育資金の調達方法は複数あるため、自分に適した方法を選びましょう。

教育ローンの審査に落ちた!どこも借りれないときの対処法
  • 自分名義ではなく別の家族名義で再度申し込む
  • 国の教育ローンに落ちた人は入学時特別増額貸与奨学金に申し込める
  • 無利子で借り入れできる生活福祉資金貸付制度を利用する
  • 借り入れ金額を自由に設定できるフリーローンに申し込む
  • 最短即日融資が可能なカードローンに申し込む

申し込み条件はそれぞれ異なるため、自分に適した方法を選びましょう。

自分名義ではなく別の家族名義で再度申し込む

自分名義で審査に通らないときは、別の家族名義で再度申し込みましょう。

自身に他社からの借り入れが多く、信用情報に問題があると、審査通過は難しくなります。

しかし、家族に安定した収入があり、信用情報に問題がなければ、審査通過の可能性は上がります。

ただし、教育ローンは上限年齢が設定されていることが多いため、両親や祖父母に依頼する際は申込条件を確認しておきましょう。

国の教育ローンに落ちた人は入学時特別増額貸与奨学金に申し込める

国の教育ローンに落ちた人には、入学時特別増額貸与奨学金に申し込むことができます。 

入学時特別増額貸与奨学金は、国の教育ローンの審査に通らなかった世帯の学生・生徒を対象にした制度です。

貸与額は10万円・20万円・30万円・40万円・50万円の5種類から選択でき、奨学金は入学月に貸与されます。

ただし、いつでも申し込めるわけではなく、入学初年度に一度だけ借りられる制度なので、情報収集を欠かさないようにしましょう。

無利子で借り入れできる生活福祉資金貸付制度を利用する

低所得でどこからも借りられない場合は、生活福祉資金貸付制度を利用しましょう。

生活福祉資金貸付制度とは、低所得世帯や障害者世帯、高齢者世帯を対象に、低金利もしくは無利子で貸し付けを行う生活支援制度です。

生活福祉資金貸付制度には4種類があり、その1つに「教育支援資金」があります。

大学だと月額6万5,000円以内、さらに就学支度金として50万円以内を無利子で借り入れできます。

教育資金以外にも、さまざまな用途に利用できるため、生活全般に困っている家庭におすすめです。

スクロールできます
貸付の種類資金の種類金利貸付金額

総合支援資金
生活支援費連帯保証人あり:無利子
連帯保証人なし:1.5%
2人以上の世帯:月20万円以内
単身世帯:月15万円以内
住宅入居費連帯保証人あり:無利子
連帯保証人なし:1.5%
40万円以内
一時生活再建費連帯保証人あり:無利子
連帯保証人なし:1.5%
60万円以内
福祉資金福祉費連帯保証人あり:無利子
連帯保証人なし:1.5%
580万円以内
緊急小口資金無利子10万円以内
教育支援資金教育支援費無利子高校:月3.5万円以内
高専:月6万円以内
短大:6万円以内
大学:月6.5万円以内
就学支度費無利子50万円以内

不動産担保型生活資金
不動産担保型生活資金年3.0%・土地の評価額の70%程度
・月30万円以内
要保護世帯向け不動産担保型生活資金年3.0%・土地及び建物の評価額の70%程度(集合住宅の場合は50%)
・生活扶助額の1.5倍以内

生活費が不足している場合は総合支援資金、子供の教育費がない場合は教育支援資金を利用して借り入れできます。

ただし、融資までに最短1ヶ月ほど時間がかかるため、早めの申し込みが必要です。

借り入れを急ぐ場合は、最短1週間で借り入れできる緊急小口資金の利用をおすすめします。

借り入れ金額を自由に設定できるフリーローンに申し込む

フリーローンは資金使途が限定されていないため、教育資金にも利用できます。

民間の教育ローンに比べると金利は高めですが、教育資金以外にも調達したい資金があるなら、選択肢の一つになります。

ただし、フリーローンは一括で借り入れが基本であり、追加で借り入れる場合は再度審査が必要です。

カードローンのように何度も借り入れできるわけではない点に注意が必要です。

最短即日融資が可能なカードローンに申し込む

借り入れを急ぐ場合は、カードローンに申し込みましょう。

カードローンは即日融資に対応しているケースが多く、申し込みから1時間以内に融資を受けることも可能です。

最短即日融資が可能なカードローンは、以下のとおりです。

カードローン金利審査時間融資時間土日の即日融資
プロミス4.5〜17.8%最短3分最短3分
アイフル3.0~18.0%最短18分最短18分
アコム3.0~18.0%最短20分最短20分
レイク4.5〜18.0%最短15秒最短25分
SMBCモビット3.0~18.0%最短30分最短即日
セントラル1.7〜17.8%最短60分最短即日
ベルーナノーティス4.5〜18.0%最短30分最短即日
AZ7.0~18.0%最短30分最短即日×
アムザ15.0〜20.0%最短30分最短30分×
ダイレクトワン4.9〜18.0%最短30分最短30分×
dスマホローン3.9〜17.9%最短即日最短即日
au PAY スマートローン2.9〜18.0%最短30分最短即日
ORIX MONEY1.5〜17.8%最短60分最短即日
ファミペイローン0.8~18.0%最短即日最短即日×
LINEポケットマネー3.0〜18.0%最短30分最短即日
フクホー7.3~18.0%最短30分最短即日×
フタバ14.959~17.950%最短30分最短即日×
アロー15.00~19.94%最短45分最短即日×
いつも4.8〜20.0%最短30分最短30分×
クレディセゾンMONEY CARD15.0%最短即日最短即日
JCB CARD LOAN FAITH4.40〜12.50%最短即日最短即日×

カードローンは資金使途が限定されておらず、限度額の範囲内であれば、何度でも繰り返し借り入れができます。

ただし、教育ローンやフリーローンよりも金利の相場は高いので、返済計画をしっかり立ててから申し込みましょう。

教育ローンの審査に関するよくある質問

最後に、教育ローンの審査に関してよくある質問と回答を紹介します。

教育ローンの審査は勤続年数1年未満でも通る?

勤続年数1年未満だと、返済能力が不安視されて審査に落とされる可能性があります。

一般的に、勤続年数は2年以上ある方が審査では有利です。

教育ローンの審査に通りやすい年収は?

年収は150〜200万円以上あると、教育ローンの審査に通りやすくなります。

ただし、年収が高くても、他社からの借り入れが多いと審査に落ちやすいので注意が必要です。

教育ローンの賢い借り方は?

教育ローンを賢く借りるには、低金利の教育ローンを選ぶことが重要です。

金利が低いほど、毎月の返済負担が減り、完済を目指しやすくなります。

民間よりも国の教育ローンの方が金利が低いため、低所得の家庭でも無理なく返済を続けられます。

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著者情報

金融にまつわる様々な情報を発信しております。カードローン、キャッシングなどお金にまつわるノウハウなども解説しています。ぜひご覧ください。

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