労金(ろうきん)でお金借りる方法は?カードローン(マイプラン)の貸付条件を解説

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「労金でお金借りる方法を知りたい」
「労金でお金を借りる条件はある?」
「労金の審査はどれくらいかかる?」

労金は低金利で借り入れできるため、お金を借りるときに利用したいと考えている人も多いでしょう。

しかし、労働組合や生活協同組合に加入しない人は、労金を利用できるのか心配になってしまいますよね。

労金のカードローンは組合員ではない人も利用できますが、審査や金利などの条件が組合員とは少し異なるので注意が必要です。

この記事では、労金のカードローンの貸付条件や審査に通る方法を解説します。

この記事でわかること
  • 労金は労働組合に加入していない人も18歳から利用可能
  • 労金でお金を借りるときは居住または勤務先の店舗を利用する
  • カードローンの審査に通るには年収150万円以上と同一職場で勤続年数1年以上が必要
  • 団体会員や生協組合員(同一生計の家族)は審査や金利で優遇される

労金のカードローンでお金を借りる手順も解説するので、ぜひ最後までチェックしてください。

なお、人気のカードローンについては、カードローンおすすめランキングで解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

労金(ろうきん)でお金借りる方法

労金(ろうきん)でお金借りる方法は複数あり、利用目的や担保の有無によって選ぶべきローン商品は異なります。

労金(ろうきん)でお金借りる方法
  • 労金によって扱うローン商品が異なる|住宅ローンから教育ローンまで種類は様々
  • 担保の有無や資金の用途・目的によって利用できる各種ローンが異なる
  • カードローン(マイプラン)は資金の使いみち自由!中央ろうきんは最大500万円まで借入可能

まずは、労金にどのようなローン商品があるのかを確認しておきましょう。

労金によって扱うローン商品が異なる|住宅ローンから教育ローンまで種類は様々

労金は全国に13カ所あり、それぞれ扱っているローン商品は異なります

中央労働金庫が扱うローン商品
  • 住宅ローン(不動産担保型)
  • 借換・買替ローン(不動産担保型)
  • 無担保住宅借換ローン(無担保型) 
  • リフォームローン(無担保型)
  • 住宅ローン「フラット35」(不動産担保型)
  • 有担保フリーローン(不動産担保型)
  • カーライフローン
  • 教育ローン
  • カードローン(マイプラン)
  • フリーローン 
  • 福祉ローン

労金(ろうきん)でお金借りたいなら、まずどんな商品があるかを知り、自分の目的に合う商品を選ぶことが大切です。

金利や限度額もそれぞれ異なるので、よく比較して検討しましょう。

担保の有無や資金の用途・目的によって利用できる各種ローンが異なる

労金には数多くのローン商品がありますが、資金の用途と目的によって利用できるローンが異なります

例えば、資金の用途が決まっている場合は、「カーライフローン」や「教育ローン」などが適しています。使い道が特に決まっていない場合は、カードローンやフリーローンがおすすめです。

また、担保にできる不動産があるかによっても、利用できる商品が異なります。有担保型のローンでは担保となる不動産が必要なため、利用できる人が限られます。

担保を持っていない場合は、無担保のローン商品を選びましょう。

どのような資金使途に利用するのか、担保はあるのかを事前に明確にしておくと、自分に適したローン商品を選びやすくなります。

カードローン(マイプラン)は資金の使いみち自由!中央ろうきんは最大500万円まで借入可能

借入金の使い道が特に決まっていない場合は、カードローン(マイプラン)がおすすめです。

カードローン(マイプラン)は資金の使い道が自由なため、生活費からリフォームまで様々なシーンに利用できます。

また、標準金利が5.275~8.475%となっており、銀行カードローンよりも低い金利で借り入れできるのも魅力です。

金利団体会員の構成員:年3.875%~7.075%
生協会員の組合員および同一生計家族:年4.055%~7.255%
一般の勤労者:年5.275%~8.475%
限度額500万円(一般勤労者は100万円)
融資期間1年ごとの自動更新
返済方式定額型または残高スライド型
担保不要
利用目的生活費、レジャー費用、リフォーム、教育資金など
団体会員の構成員は、金融機関からの借り換えも可能
(事業性資金、投機目的の資金、負債整理資金などは不可)

限度額は支店によって異なりますが、中央ろうきんは最大500万円まで借り入れできます。

限度額の範囲内なら繰り返し利用できるので、事前に契約しておけば急な出費で困ったときに便利です。

労金(ろうきん)のカードローンでお金借りる3つの条件

労金のカードローン(マイプラン)でお金を借りるには、3つの条件をすべて満たす必要があります。

労金(ろうきん)のカードローンでお金借りる3つの条件
  • 安定した収入と年収150万円以上が必要|条件を満たせばパートやアルバイトも借入可能
  • 同一の職場で勤続年数が1年以上必要|高額な限度額を希望する場合は5年以上が必要
  • 貸付対象者は営業エリア内に居住または勤務している人のみ

申し込む前に、利用条件を確認しておきましょう。

安定した収入と年収150万円以上が必要|条件を満たせばパートやアルバイトも借入可能

カードローンを利用するには、安定した収入と年収150万円以上が必要です。

安定継続した年収(前年税込み年収)が150万円以上であること※契約社員・パート社員の方や、自営業者等の方も一定の条件を満たせばご利用いただけますので、 最寄りの営業店にお問い合わせください。

引用元:マイプラン – 中央ろうきん

収入の条件さえ満たせば、パートやアルバイト、契約社員や自営業者も申し込みは可能です。ただし、パートやアルバイトで働いていても、月収が2〜3万円程度では審査に通りません。

また、150万円以上というのは前年度の年収であるため、まだ働き始めたばかりで前年度の収入がない人は申し込み不可となります。

年収が150万円以上であるだけではなく、継続的かつ安定した収入である点も重要です。例えば前月は収入が40万円あったのに、今月は10万円だったという場合は、安定した収入だと認められない場合があります。

労金のカードローンは年収の条件が厳しいため、低収入の人は消費者金融など他社のカードローンの利用をおすすめします。

同一の職場で勤続年数が1年以上必要|高額な限度額を希望する場合は5年以上が必要

会社員やパート・アルバイトの場合、同じ職場で1年以上働いていることが融資を受ける条件です。

なお、自営業者など給与所得者でない場合は勤続年数3年以上が必要です。

お申込みいただける方同一勤務先に1年以上勤務されていること(自営業者等の給与所得以外の方は3年以上)

引用元:マイプラン – 中央ろうきん

勤続年数が短すぎる人は、すぐに転勤や退職をして収入がなくなり、滞納するリスクが大きいため、労金のカードローンに申し込めません。

なお、300万円以上の高額融資を希望する場合は、雇用形態問わず5年以上の勤続年数が必要になります。

貸越極度額300万円超をご利用いただける方は以下のとおりとなります。

団体会員:「勤続年数5年以上」または「年収500万円以上」 
生協会員:「勤続年数5年以上」かつ「年収の 0%以内の貸越極度額まで」
※お客様の雇用形態や審査の内容によっては、ご融資の借入限度額(貸越極度額)が異なる場合が ございますので、最寄りの営業店にお問い合わせください。

引用元:マイプラン – 中央ろうきん

勤続年数が長い人や高収入の人ほど、有利な条件で借り入れができます。

勤続年数が短い人で高額融資を希望する人は、貸付条件が厳しくない消費者金融や銀行カードローンを選んだほうが良いでしょう。

貸付対象者は営業エリア内に居住または勤務している人のみ

労金は全国13の地区に分かれており、各店舗の営業エリア内に居住または勤務していないと利用できません

 全国13ヶ所のろうきんと管轄の都道府県は、以下のとおりです。

北海道ろうきん北海道
東北ろうきん青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県
中央ろうきん茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・山梨県
新潟ろうきん新潟県
長野ろうきん長野県
静岡ろうきん静岡県
北陸ろうきん富山県・石川県・福井県
東海ろうきん愛知県・岐阜県・三重県
近畿ろうきん滋賀県・奈良県・京都府・大阪府・和歌山県・兵庫県
中国ろうきん鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県
四国ろうきん徳島県・香川県・愛媛県・高知県
九州ろうきん福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県
沖縄ろうきん沖縄県

自宅と勤務先の場所が東京都内の人は、中央ろうきんを利用できます。

なお、自宅や勤務先の場所によっては、別の労金を利用できる可能性もあります。その場合は、アクセスしやすい方で申し込みをすると良いでしょう。 

店舗によって扱っているローン商品や内容が異なることもあるので、事前に確認したうえで申し込むことをおすすめします。

労金(ろうきん)のカードローンでお金借りるメリット

労金のカードローンには、銀行や消費者金融のカードローンにはない魅力があります。

労金(ろうきん)のカードローンでお金借りるメリット
  • 金利は年3.875%〜8.475%!銀行よりも少ない利息で安心
  • 労働組合に加入していない人も利用できる
  • 18歳以上から申込み可能!20歳未満も借り入れできる

労金でお金を借りるメリットを把握して、お得な借り入れを実現しましょう。

金利は年3.875%〜8.475%!銀行よりも少ない利息で安心

労金のカードローンの金利は年3.875%〜8.475%となっており、比較的金利の低い銀行よりもさらに低い設定になっています。

主な銀行カードローンの金利は、以下のとおりです。

銀行カードローン金利
楽天銀行スーパーローン1.9〜14.5%
みずほ銀行カードローン2.0〜14.0%
りそな銀行カードローン1.99〜13.5%
三井住友銀行カードローン1.5~14.5%
三菱UFJ銀行カードローンバンクイック1.8〜14.6%
セブン銀行カードローン12.0〜15.0%
イオン銀行カードローン3.8〜13.8%

銀行カードローンの金利は年1.5~15.0%程度が相場ですが、労金のカードローンの金利は最大でも8.475%なので、利息の支払いを最小限に抑えられます。

また、適用金利はろうきんの会員階級によって異なり、一般勤労者以上の人であればさらに金利を引き下げてもらえます。

団体会員の構成員3.875〜7,075%
生協会員の組合員および同一生計家族4.055〜7.255%
一般勤労者5.275~8.475%

加えて、取引内容に応じて金利引き下げなどの優遇措置も受けられます。

金利引下げ項目(一覧)
給与振込指定 1.50% 
一般財形・エース預金の契約 0.30% 
財形年金・財形住宅・年金受取エース預金の契約 0.60%
年金振込指定 1.50%
有担保ローン・金庫扱い住宅金融支援機構融資の契約 0.60%
インターネットバンキング(IB)の契約 0.60%
公共料金自動支払い(2種目以上)の契約 0.30%
ろうきんUCカードの契約 0.30%
Web通帳(無通帳預金)の契約 0.60%
若年者引下げ(30歳未満) 0.60%

引用元:カードローン(マイプラン) – 中央ろうきん

普段から労金のサービスを利用している人なら、労金のカードローンを利用した方がお得です。ただし、100万円を超える高額な限度額で契約する場合は、むしろ銀行の金利の方が低くなるケースもあります。

労金は借入金額にかかわわらず金利が一律に設定されているため、少額融資でも低金利で借り入れできるのが魅力です。

高額融資を希望する場合は、限度額によって適用利率が変動する銀行カードローンも検討してみましょう。

労働組合に加入していない人も利用できる

労金のカードローンは、安定した収入があれば労働組合や生活協同組合の組合員以外の人でも利用は可能です。

労働組合に加入していない人は「一般勤労者」として利用が可能です。

一般勤労者の場合、カードローンの適用金利は1〜2%ほど高くなりますが、それでも銀行カードローンに比べると大幅に低い金利で借り入れできます。

営業エリア内の労金であれば労働組合に加入していない人も利用できるので、申し込んでみましょう。

18歳以上から申込み可能!20歳未満も借り入れできる 

労金のカードローンの貸付対象になる年齢は、満18歳からです。他社のカードローンは年齢の下限を20歳と定めており、20歳未満が借り入れできる金融機関はほとんどありません。

他社の銀行・消費者金融カードローンとろうきんの申し込み可能な年齢を、以下で比較してみました。

カードローン対象年齢
ろうきんカードローン18〜64歳
プロミス18~74歳
アコム20歳以上
アイフル20〜69歳
レイク20〜70歳
SMBCモビット20~74歳
三井住友銀行カードローン20〜69歳
三菱UFJ銀行カードローンバンクイック20〜64歳
みずほ銀行カードローン20〜66歳
りそな銀行カードローン20〜65歳
楽天銀行スーパーローン20〜62歳
住信SBIネット銀行カードローン20〜65歳
イオン銀行カードローン20〜64歳
セブン銀行カードローン20〜69歳

メガバンクや大手消費者金融のカードローンは、プロミスを除いて申込可能年齢が20歳になっています。  

そのため、18歳や19歳がお金を借りたい場合は、労金のカードローンが最適です。

労金(ろうきん)のカードローンでお金借りるデメリットと注意点

労金のカードローンはメリットが多い一方で、いくつかデメリットもあります。

労金(ろうきん)のカードローンでお金借りるデメリットと注意点
  • 正式な申し込みには来店が必要|Web・スマホ完結には対応していない
  • 即日融資は対応不可!融資までに最低でも1週間かかる
  • 事業資金・住居取得・リフォームの利用は不可|生活の暮らしの費用向け

契約してから後悔することのないように、事前に注意点を把握しておきましょう。

正式な申し込みには来店が必要|Web・スマホ完結には対応していない

労金のカードローンに申し込むには来店が必要です。Web・スマホ完結には対応していないため、手間がかかる点に注意が必要です。

申し込み自体はインターネットで行えますが、正式な申し込み手続きをする際は店舗の窓口に出向く必要があります。

労金のカードローンを申し込む流れ
  1. 労金のホームページにアクセス
  2. 「マイプラン仮審査申込」を選択
  3. 必要事項を記入して送信
  4. 仮審査を実施(数日〜1週間)
  5. 仮審査の結果をメールまたは電話で通知
  6. 仮審査通過後に店舗で本審査を申し込み
  7. 審査通過後に契約手続き

インターネットではなく、直接店舗に出向いて審査を受けることも可能です。

しかし、仮審査の結果が出るまでに最短でも数日かかるので、事前にインターネットで申し込んでおくと手間を減らせます。

即日融資は対応不可!融資までに最低でも1週間かかる

労金のカードローンは即日融資に対応していません。申し込みから仮審査の結果がわかるまで数日程度、さらに本審査の結果が出るまで1週間ほどかかります。

申し込みから融資までに最短でも1週間はかかるので、借り入れを急ぐ人には不向きです。

また、店舗での手続きが必要になるため、来店する時間が取れない場合は、融資までの時間も長引いてしまいます。

面倒な手続き不要で簡単にお金を借りたい場合は、Web完結&電話なしで借りれるカードローンの利用をおすすめします。

事業資金・住居取得・リフォームの利用は不可|生活の暮らしの費用向け

労金のカードローンでは、事業性のある借り入れや住居取得・リフォーム費用などの使用を禁止しています。

事業性資金、投機目的資金、負債整理資金、賃貸の用に供する不動産の取得・リフォームに係る資金(借換資金を含みます)にはご利用いただけません。

引用元:マイプラン – 中央ろうきん

生活費やレジャー費用など、暮らしのための資金であれば自由に使用できます。

労金のカードローンに限ったことではなく、他社のカードローンも事業性資金としての借り入れを許可していません。

事業性資金を借りたいなら民間のビジネスローン、住居取得・リフォーム費用を借りたいなら住宅ローンやリフォームローンの利用をおすすめします。

労金(ろうきん)カードローンの審査に通る方法

労金でお金を借りるには、審査に通るポイントを押さえておく必要があります。

労金(ろうきん)カードローンの審査に通る方法
  • 個人加入の一般勤労者よりも団体会員や生協組合員(同一生計の家族)が審査で有利
  • 他社の借入金額・借入件数が少ない状況だと審査に通りやすい
  • 直近で金融事故を起こしていない|事故登録があると金融機関の審査通過は厳しい
  • 短期間に複数他社のカードローンに申し込みしていない

審査に通る方法を押さえて、スムーズな借り入れを実現しましょう。

個人加入の一般勤労者よりも団体会員や生協組合員(同一生計の家族)が審査で有利

労金のカードローンは個人加入の一般勤労者でも利用できますが、団体会員や生協組合員(同一生計の家族)の方が審査で優遇されます。

勤務先に労働組合がない人は、近くの生協で組合員に加入しておきましょう。生協組合員は生協に出資金を支払い、ろうきんの経営を間接的に支えているため、カードローンの審査で優遇を受けられます。

家族のなかに1人でも生協組合員がいれば、本人だけではなく同居中の家族も審査で有利になります。 

生協の組合員に加入する手続き
  1. 近くの生協の窓口やサービスカウンターで加入申込書を受け取る
  2. 申込書に必要事項を記入する
  3. 申込書と出資金(10口2,000円)を窓口に提出する
  4. 審査を受ける(1週間〜10日程度) 
  5. 自宅にカード型の組合員証が届く

加入手続きは土日でも受け付けており、申込書と出資金を近くの生協に提出するだけで簡単に手続きが完了します。

ただし、加入の審査には1週間から10日ほどかかるので、早くカードローンに申し込みたい場合は一般勤労者として申し込みましょう。

他社の借入金額・借入件数が少ない状況だと審査に通りやすい

他社の借入金額・借入件数が少ない人は、返済能力が高いと判断されて審査に通りやすくなります。逆に、複数他社から多額のお金を借りている場合は、審査通過が難しくなるので注意が必要です。

他社の借入金額・借入件数について、審査に通る明確な基準はありませんが、総量規制が一つの目安になります。

総量規制とは、借り入れ可能額を年収の3分の1までに制限した貸金業法上の規制のことです。 

過度な借入れから消費者の皆さまを守るために、年収などを基準に、その3分の1を超える貸付けが原則禁止されています(総量規制)。

引用元:貸金業法について【貸金業界の状況】 – 日本貸金業協会

例えば年収120万円の場合、貸金業者から借りられる金額は最大で40万円までとなります。

労金は貸金業者ではないため総量規制の対象外ですが、他社では年収の3分の1を超えると審査通過が厳しくなるため、一つの参考になります。

他社で年収の3分の1近くの借り入れがある人は、労金に申し込む前になるべく返済を進めておきましょう。

直近で金融事故を起こしていない|事故登録があると金融機関の審査通過は厳しい

直近で長期延滞や債務整理などの金融事故を起こした人は、信用情報に傷があるブラックの状態なので、審査で不利になります。

金融機関は融資の審査をする際に、信用情報機関に照会して他社の借り入れ状況などを確認しています。

そのため、ブラックリストに登録されている人は融資を受けられません。

信用情報に記録される金融事故の例
  • 長期延滞(2〜3ヶ月以上)
  • 債務整理(自己破産・個人再生・特定調停・任意整理など)
  • クレジットカードの強制解約
  • 携帯電話の分割払いで返済延滞
  • 奨学金の返済を3ヶ月以上延滞

金融事故の記録は5〜7年残ります。5〜7年が経過すると自動的に削除されるため、信用情報に問題がある人は保有期間が過ぎるまで申し込みを避けましょう。

5〜7年が経過するまで待てない場合は、ブラックでも借りれるカードローンの利用をおすすめします。

短期間に複数他社のカードローンに申し込みしていない

労金に申し込むときに、複数他社のカードローンに同時に申し込むのはやめましょう。短期間に複数のカードローンを申し込むと「申し込みブラック」となり、どのカードローンに申し込んでも審査通過が難しくなります。

申し込みブラックの明確な基準はありませんが、一般的に1ヶ月に3〜4社以上に申し込むと審査で不利になるので注意が必要です。

カードローンに申し込んだ履歴はすべて信用情報に残っており、審査で必ずチェックされます。

すでに複数社に申し込んで審査に落ちた人は、半年経ってから再度申し込みましょう。カードローンの申込履歴は6ヶ月経つと削除されるため、半年経ってから申し込めば審査通過が可能になります。

労金(ろうきん)のカードローンでお金借りる手順

労金のカードローンでお金借りるには、仮審査と本審査を受ける必要があります。

借り入れまでに様々な手続きが必要になるので、前もって申し込み手順を把握しておくと安心です。

労金(ろうきん)のカードローンでお金借りる手順
  • 公式サイトから仮審査の申込手続きをする
  • 必要書類を用意して店舗の窓口で本申し込みをする
  • 勤務先の電話番号に在籍確認を実施|電話連絡は本人以外が出ても可能
  • 契約後にローンカードを自宅に郵送|預金口座があればキャッシュカードで借入可能
  • 全国の提携ATMで借入・返済が可能|24時間365日いつでも手数料は0円
  • ろうきんダイレクトのインターネットバンキングは振込手数料無料
  • ろうきんアプリをダウンロードしておくと残高確認ができて便利
  • 増額100万円までなら来店不要で申込可能|毎月の返済実績があると審査に通りやすい

申し込む前に、借り入れまでの手順を把握しておきましょう。

公式サイトから仮審査の申込手続きをする

最初に労金の公式サイトにアクセスして、仮審査の申込手続きをしましょう。アクセスするのは、自宅や勤務先のエリアを管轄している労金のホームページです。

ホームページにある「マイプラン仮審査申込」から申し込みフォームへ進みましょう。

氏名や年齢、勤務先、年収、他社借入などの個人情報を入力したら送信して、仮審査の結果を待ちます。

仮審査の結果はメールまたは電話で通知されます。結果が出るまでに数日〜1週間ほどかかるので、借り入れを急ぐ人は早めに申し込みを済ませましょう。

必要書類を用意して店舗の窓口で本申し込みをする

仮審査に通過したら、以下の必要書類を持参して、店頭の窓口で本申し込みをしましょう。

本人確認書類運転免許証
個人番号カードなど
収入証明書類給与証明書
在籍証明書
源泉徴収票
確定申告書
住民税決定通知書など
勤続年数確認資料健康保険証の写し
給与証明書
在籍証明書

本審査で確認されるのは、申込書と提出書類の内容が一致しているかという点です。

結婚や引越しなどによって現在の氏名や住所が本人確認書類と異なる場合は、住民票や印鑑証明書などの公的書類も追加で提出しましょう。

本審査は最終確認の段階であるため、提出書類の情報と申込書の内容が一致していれば審査通過は可能です。

勤務先の電話番号に在籍確認を実施|電話連絡は本人以外が出ても可能

カードローンの審査では、勤務先に在籍確認の電話が入ります。在籍確認は、申込者が勤務先に本当に在籍しているかを確認するために行われるものです。

申込者本人が電話に出れば在籍確認は終了しますが、他の社員が応対した場合でも、「申込者は席を外しております」などと回答すれば、在籍確認は完了します。

会社の電話番号に担当者の個人名で電話がかかってくるので、ほかの人が電話をとった場合でも借り入れをバレる心配はほぼありません。

職場に電話をかけられると困るという場合は、在籍確認なしのカードローンの利用を検討しましょう。

契約後にローンカードを自宅に郵送|預金口座があればキャッシュカードで借入可能

審査に通過して契約を結ぶと、ローンカードが自宅に郵送されます。ローンカードが届くのは、本審査に通過してから約1〜2週間ほどです。

なお、労金のローンカードは、カードローン専用もしくはキャッシュカード一体型の2種類です。

預金口座をもっている人は、手持ちのキャッシュカードで借り入れが可能です。

どちらのカードを利用できるかは地域ごとに異なるので、申し込む前に確認しておきましょう。

全国の提携ATMで借入・返済が可能|24時間365日いつでも手数料は0円

手元に届いたローンカードを提携ATMに挿入して希望金額を入力すれば、簡単に借り入れできます。

提携ATMは全国に10万台以上設置されていますが、ATMごとに利用可能な時間帯は異なります。

主な提携ATMの利用可能な時間帯は、以下のとおりです。

提携ATM平日土日祝
都市銀行8〜21時8〜21時
地方銀行8〜21時8〜21時
信用金庫8〜21時8〜21時
JA(農協)8〜21時8〜21時
ゆうちょ銀行0時5分〜23時55分0時5分〜21時
セブン銀行7〜23時7〜23時
イオン銀行8〜23時8〜21時
ローソン銀行0〜24時0〜24時
イーネット0〜24時0〜24時

労金はATM手数料実質無料のサービスを展開しており、24時間365日いつ借り入れしても手数料は0円です。

借り入れた際の手数料分の出費が、その場で口座にキャッシュバックされるため、無駄な出費を抑えて借り入れできます。

ファミリーマートやローソンに設置されているATMを利用すれば、24時間いつでも融資が受けられるので、急に現金が必要になったときも安心です。 

ろうきんダイレクトのインターネットバンキングは振込手数料無料

契約後にインターネットバンキング(ろうきんダイレクト)を活用すれば、好きなタイミングで指定口座にお金を振り込みできます。

ろうきんダイレクトなら振込手数料はかからないため、何度利用しても無駄な出費が増えません。

ろうきんダイレクトを利用するには、公式ホームページで初回利用登録が必要です。

インターネットバンキングの利用方法
  1. ろうきんダイレクトのホームページにアクセス
  2. 「初回利用登録」を選択
  3. 普通預金口座やメールアドレスなどの内容を登録
  4. 画面の指示に従ってワンタイムパスワードアプリをインストール
  5. ワンタイムパスワードの初期設定
  6. 設定完了後、ろうきんのマイページにアクセスして振込申請 

ろうきんダイレクトを利用できるのは、国内在住でろうきんのキャッシュカード・普通預金口座を保有している人に限られます。

インターネットバンキングを利用すればパソコンやスマホでいつでも借り入れできるので、事前にろうきんダイレクトのホームページで手続きを済ませておくことをおすすめします。

ろうきんアプリをダウンロードしておくと残高確認ができて便利

ろうきんカードローンの借入残高は「ろうきんアプリ」で確認できます。 

事前にアプリをダウンロードしておくと、借入残高や入出金の明細をスマホで確認できて便利です。

ろうきんアプリの利用方法
  1. App StoreまたはGoogle Playで「ろうきんアプリ」をダウンロード
  2. 利用する地域のろうきんを選択
  3. メールアドレスや口座情報などを入力
  4. アカウントを登録する

ろうきん普通預金口座のキャッシュカードを持っている人なら、アプリをダウンロードした後すぐに利用できます。

アプリの明細では、カードローンの借入残高だけでなく普通預金の残高なども全て一覧で確認できます。

増額100万円までなら来店不要で申込可能|毎月の返済実績があると審査に通りやすい

契約後に限度額を増額したい場合は、100万円までなら来店不要で申し込みできます。

増額には審査があり、審査に通るには毎月の返済実績が必要です。契約して半年~1年ほど返済を続ければ、増額審査に通りやすくなります。

契約時の限度額が足りない場合は、増額申請を検討しましょう。

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著者情報

金融にまつわる様々な情報を発信しております。カードローン、キャッシングなどお金にまつわるノウハウなども解説しています。ぜひご覧ください。

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