母子家庭がお金借りるなら母子父子寡婦福祉資金貸付金がおすすめ!申請方法や必要書類を解説

母子家庭がお金借りるなら母子父子寡婦福祉資金貸付金がおすすめ!申請方法や必要書類を解説

「母子家庭がお金を借りる方法は?」
「母子父子寡婦福祉資金貸付金を利用するにはどうすればいい?」
「ひとり親世帯向けの公的給付はある?」

母子家庭がお金借りるなら、公的融資制度の利用がおすすめです。

公的融資制度は数多くの種類がありますが、その中でも「母子父子寡婦福祉資金貸付金」は母子家庭に対して手厚い支援を行っており、無利子・低金利で借り入れできます。

ここでは、お金に困っている母子家庭におすすめの母子父子寡婦福祉資金貸付金について詳しく解説します。

この記事でわかること
  • 母子父子寡婦福祉資金貸付金は無利子での借り入れも可能!償還期間は最長20年
  • 母子父子寡婦福祉資金貸付金は全部で12種類!資金同士の併用も可能
  • 審査通過の条件は20歳未満の児童を扶養していて配偶者がいないこと
  • 税金を滞納している、虚偽申請をした場合は審査に落ちる可能性がある
  • 生計が苦しいひとり親世帯は返済義務のない公的給付の利用がおすすめ

母子父子寡婦福祉資金貸付金以外に母子家庭がお金を借りる方法も紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてください。

なお、人気のカードローンについては、カードローンおすすめランキングで解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

母子父子寡婦福祉資金貸付金は母子家庭・父子家庭がお金を借りる公的融資制度

母子父子寡婦福祉資金貸付金は、母子家庭・父子家庭のみが利用できる融資制度です。

無利子または低金利で借り入れできるのが利点で、一括貸付にも対応しています。

償還期間も最長20年と長く設定されており、母子家庭・父子家庭でも無理なく返済を続けられます。

母子父子寡婦福祉資金貸付金
母子父子寡婦福祉資金貸付金は母子家庭・父子家庭がお金を借りる公的融資制度
  • 貸付条件は配偶者がいないこと|借受人に安定した収入と償還能力があれば審査通過は可能
  • 連帯保証人がいれば無利子で借り入れ可能!月額ではなく一括貸付けも可能
  • 償還期間は3年〜20年以内!卒業後・介護終了後から6ヶ月〜1年の据置期間もあり
  • 借りられる資金の種類が多い!限度額が足りない場合は資金同士の併用も可能
  • 即日融資は不可!貸付決定までに1ヶ月以上の待ち時間がかかる

母子父子寡婦福祉資金貸付金を利用する前に、主な特徴を把握しておきましょう。

貸付条件は配偶者がいないこと|借受人に安定した収入と償還能力があれば審査通過は可能

母子父子寡婦福祉資金貸付金の唯一の利用条件は配偶者がいないことであり、細かな申込条件は定められていません。

20歳未満の児童を扶養している配偶者のない女子または男子、寡婦等に貸し付けられます。 

引用元:母子父子寡婦福祉資金貸付金制度 – 男女共同参画局

配偶者と死別もしくは離婚していて、20歳未満の児童を扶養しているシングルマザーやシングルファーザーであれば利用できます。

もともと、ひとり親と子供の生活を支援する目的で設けられているため、貸付条件は厳しくありません。

審査はありますが、借受人に安定した収入と償還能力があれば借り入れが可能です。

連帯保証人がいれば無利子で借り入れ可能!月額ではなく一括貸付けも可能

母子父子寡婦福祉資金貸付金は、生活に困窮している母子家庭を支援する制度のため、利子がほとんどかかりません。

申し込む際に、連帯保証人を立てられれば無利子で借りられます。連帯保証人がいない場合でも、年率1.0%の低金利で借り入れが可能です。

利子がほとんどかからないため、借りた金額の返済だけで済ませられます。

また、一括貸付けにも対応しており、高額な費用が必要なときに役立ちます。

償還期間は3年〜20年以内!卒業後・介護終了後から6ヶ月〜1年の据置期間もあり

母子父子寡婦福祉資金貸付金の償還期間は、3〜20年以内と長く設定できるのが特徴です。

特にお金のかかる子供の教育費は償還期間が最大20年となっているため、低収入の母子家庭も無理せず支払いを続けられます。

また、据置期間は卒業後・介護終了後から6ヶ月〜1年まで定められており、元本の返済を猶予してもらえます。

返済する余裕がない場合は、据置期間を設定することで負担を軽減できるでしょう。

借りられる資金の種類が多い!限度額が足りない場合は資金同士の併用も可能

母子父子寡婦福祉資金貸付金は借りられる資金の種類が多く、全部で12種類あります。

母子父子寡婦福祉資金貸付金の種類
  • 事業開始資金
  • 事業継続資金
  • 修学資金
  • 技能習得資金
  • 修業資金
  • 就職支度資金
  • 医療介護資金
  • 生活資金
  • 住宅資金
  • 転宅資金
  • 就学支度資金
  • 結婚資金

生活費をはじめ、子供の教育費や事業資金まで豊富に揃っており、日常生活のあらゆるシーンで活用できます。

公的融資制度の多くは、生活費や住居費のためのお金しか借りられません。

しかし、母子父子寡婦福祉資金貸付金は好条件の貸付金が充実しており、お金に困っている母子家庭・父子家庭なら、ぜひとも利用したい制度だといえます。

即日融資は不可!貸付決定までに1ヶ月以上の待ち時間がかかる

母子父子寡婦福祉資金貸付金は即日融資に対応していません

貸付決定までに1〜3ヶ月かかるため、余裕を持って申し込む必要があります。

利用者数が多い時期は手続きの時間も長引き、3ヶ月以上待たされるケースもあります。

借り入れを急ぐ人は、なるべく早めに申し込み手続きを済ませておきましょう。

母子父子寡婦福祉資金貸付金は12種類!用途に合わせてお金借りる

母子父子寡婦福祉資金貸付金は多くの種類が用意されており、それぞれの状況や用途に合わせて利用できます。

どの種類も低金利かつ保証人不要で利用できるため、生活が困窮している母子家庭におすすめです。

母子父子寡婦福祉資金貸付金は12種類!用途に合わせてお金借りる
  • 生活資金は失業者も対象!ひとり親家庭になって7年未満の期間を継続的にサポート
  • 修学資金は高校・大学・大学院・専修学校の授業料や教科書の購入費用を借り入れできる
  • 就学支度資金は入学に必要な服や用具の購入資金の借り入れが可能
  • 修業資金は児童向け|事業開始・就職時に必要な知識技能の取得資金を借り入れできる
  • 技能習得資金は父母向け|事業開始・就職時に必要な知識技能の取得資金を借り入れできる
  • 就職支度資金は就職に必要な被服・通勤用自動車などの購入資金を借りられる
  • 医療介護資金は医療や介護を受けるために必要な資金を借り入れできる
  • 結婚資金は扶養している児童の婚姻に必要な資金を借りられる
  • 住宅資金は建設・改築・増築・補修等に必要な資金を借り入れできる
  • 転宅資金は住宅の移転や貸借に必要な資金を借り入れできる
  • 事業開始資金は最大326万円まで借り入れ可能!設備・什器・機械の購入資金に利用できる
  • 事業継続資金は最大163万円まで借り入れ可能!運転資金にも使用可能

それぞれの貸付条件を比較して、自分に適した資金を選びましょう。

生活資金は失業者も対象!ひとり親家庭になって7年未満の期間を継続的にサポート

生活資金は、月額14万1,000円までの生活費を借り入れできます。

借入金の全額が一度に振り込まれるわけではなく、貸付期間中に借入金が毎月振り込まれるため、使いすぎてしまう心配がありません。

貸付対象母子家庭の母
父子家庭の父
寡婦
借入金の使途知識技能を習得している間、医療若しくは介護を受けている間、母子家庭又は父子家庭になって間もない(7年未満)者の生活を安定・継続する間(生活安定期間)又は失業中の生活を安定・継続するのに必要な生活補給資金
利率保証人有:無利子
保証人無:年1.0% 
限度額【一般】月額:108,000円
【技能】月額:141,000円
貸付期間知識技能を習得する期間中5年以内医療又は介護を受けている期間中1年以内離職した日の翌日から1年以内
据置期間知識技能習得後、医療若しくは介護終了後又は生活安定期間の貸付若しくは失業中の貸付期間満了後6ヶ月
償還期間技能習得:20年以内
医療又は介護:5年以内
生活安定貸付:8年以内失業:5年以内

生活資金失業中で無職の人も利用できるため、仕事が見つかるまでの生活費を工面できます。

修学資金は高校・大学・大学院・専修学校の授業料や教科書の購入費用を借り入れできる

修学資金は、子供が学校に通うための資金を借り入れできます。

奨学金や国の教育ローンでも借り入れはできますが、修学資金は教育にかかる費用を無利子で借りられるのが最大の利点です。

貸付対象母子家庭の母が扶養する児童
父子家庭の父が扶養する児童
父母のない児童
寡婦が扶養する子
借入金の使途高等学校、高等専門学校、短期大学、大学、大学院又は専修学校に就学させるための授業料、書籍代、交通費等に必要な資金
利率無利子
限度額※私立の自宅外通学の場合の限度額を例示
高校、専修学校(高等課程):月額52,500円
高等専門学校:月額[1~3年]52,500円、[4~5年]115,000円
専修学校(専門課程):月額126,500円
短期大学:月額131,000円
大学:月額146,000円
大学院(修士課程):月額132,000円
大学院(博士課程):月額183,000円
専修学校(一般課程):月額52,500円
貸付期間就学期間中
据置期間当該学校卒業後 6ヶ月
償還期間20年以内、専修学校(一般課程)5年以内

据置期間は学校卒業後6ヶ月に設定されており、据置期間中は返済が必要ありません

また、償還期間は20年と長く設定されているので、学校卒業後も無理のないペースで返済を続けられます。

就学支度資金は入学に必要な服や用具の購入資金の借り入れが可能

就学支度資金は、学校の入学時に必要な費用を借り入れできます。

最高59万円まで無利子で借り入れできるため、返済負担を大幅に減らせます。

貸付対象母子家庭の母が扶養する児童
父子家庭の父が扶養する児童
父母のない児童
寡婦が扶養する子
借入金の使途就学、修業するために必要な被服等の購入に必要な資金
利率無利子
限度額※高校以上は自宅外通学の場合の限度額を例示
小学校:64,300円
中学校:81,000円
国公立高校等:160,000円
修業施設:282,000円
私立高校等:420,000円
国公立大学・短大・大学院等:420,000円
私立大学・短大等:590,000円
据置期間当該学校(小学校の場合は中学校)卒業後 6ヶ月
償還期間就学:20年以内
修業:5年以内

子供が就職する際に必要であれば、車の購入費用を借りることも可能です。

修業資金は児童向け|事業開始・就職時に必要な知識技能の取得資金を借り入れできる

修業資金は、就職や事業開始時に必要な知識・技能を習得するための資金を借り入れできます。

最大5年間まで毎月68,000円が振り込まれるため、子供の授業料や通学費などが足りない場合に役立ちます。

貸付対象母子家庭の母が扶養する児童
父子家庭の父が扶養する児童
父母のない児童
寡婦が扶養する子
借入金の使途事業を開始し又は就職するために必要な知識技能を習得するために必要な資金
利率無利子
限度額月額:68,000円
特別:460,000円
貸付期間知識技能を習得する期間中5年をこえない範囲内
据置期間知識技能習得後1年
償還期間20年以内

修業資金は知識技能習得後1年の据置期間が設けられており、償還期間も最大20年まで設定できるため、返済負担を最小限に抑えられます。

技能習得資金は父母向け|事業開始・就職時に必要な知識技能の取得資金を借り入れできる

技能習得資金は、事業を始めるときや会社に就職するときに必要な知識技能の取得費用を借り入れできます。

貸付対象母子家庭の母
父子家庭の父
寡婦
借入金の使途自ら事業を開始し又は会社等に就職するために必要な知識技能を習得するために必要な資金
(例:訪問介護員(ホームヘルパー)、ワープロ、パソコン、栄養士等)
利率保証人有:無利子保証人無:年1.0% 
限度額【一般】月額:68,000円
【特別】一括:816,000円(12月相当)
運転免許:460,000円
貸付期間知識技能を習得する期間中5年をこえない範囲内
据置期間知識技能習得後1年
償還期間20年以内

技能習得資金を利用すれば、運転免許の取得費用を借りることも可能です。

運転免許費用は460,000円まで借り入れできるので、貯金が少なくて免許取得費用を工面できない場合に便利です。

就職支度資金は就職に必要な被服・通勤用自動車などの購入資金を借りられる

就職支度資金は、就職に必要な被服をはじめ、通勤に使う車の購入費を借りられます。 

貸付対象母子家庭の母又は児童
父子家庭の父又は児童
父母のない児童
寡婦
借入金の使途就職するために直接必要な被服、履物等及び通勤用自動車等を購入する資金
利率保証人有:無利子
保証人無:年1.0% 
限度額一般:105,000円
特別:340,000円(通勤のための自動車購入の場合)
据置期間1年
償還期間6年以内

通勤のための自動車を購入する場合、借りられる限度額は34万円程度ですが、中古の軽自動車くらいは購入できます。

民間の車のローン審査は収入が低すぎると通らないこともあるので、通勤に車が必要な場合は就職支度資金の利用をおすすめします。

医療介護資金は医療や介護を受けるために必要な資金を借り入れできる

医療介護資金は、治療代や介護サービスを受けるために必要な費用を最大50万円まで借り入れできます。

貸付対象母子家庭の母又は児童(介護の場合は児童を除く)
父子家庭の父又は児童(介護の場合は児童を除く)
寡婦
借入金の使途医療又は介護(当該医療又は介護を受ける期間が1年以内の場合に限る)を受けるために必要な資金
利率保証人有:無利子
保証人無:年1.0% 
限度額医療:340,000円
特別:480,000円
介護:500,000円
据置期間医療又は介護終了後 6ヶ月
償還期間5年以内

医療介護資金が利用できるのは治療期間が1年以内のものに限られますが、突然病気の治療費や介護費用が必要になった場合に便利です。

結婚資金は扶養している児童の婚姻に必要な資金を借りられる

結婚資金は、母子家庭の子供の結婚資金を最大31万円まで借り入れできます。

貸付対象母子家庭の母
父子家庭の父
寡婦
借入金の使途母子家庭の母又は父子家庭の父が扶養する児童
及び寡婦が扶養する20歳以上の子の婚姻に際し必要な資金
利率保証人有:無利子
保証人無:年1.0% 
限度額310,000円
据置期間6ヶ月
償還期間5年以内

結婚する際は、婚約から挙式、ハネムーンまで高額な費用がかかります。

結婚資金だけではすべてカバーできないかもしれませんが、無利子または低金利で借り入れできるため、民間の金融機関でお金を借りるよりも返済負担を抑えられます。

住宅資金は建設・改築・増築・補修等に必要な資金を借り入れできる

住宅資金は、住宅の建設やリフォーム、増築などをする際に必要な資金を借りられます。

自宅の購入や修繕費用など、住宅関係の費用であれば最大200万円まで借り入れが可能です。

貸付対象母子家庭の母
父子家庭の父
寡婦
借入金の使途住宅を建設し、購入し、補修し、保全し、改築し、又は増築するのに必要な資金
利率保証人有:無利子
保証人無:年1.0% 
限度額1,500,000円、特別2,000,000円 
据置期間6ヶ月
償還期間6年以内、特別7年以内

住宅のリフォームや建設には高額な費用がかかりますが、住宅資金を利用すれば、住宅購入費用の一部、または住宅リフォームの全額をカバーできます。

ただし、償還期間は最大でも7年となっており、返済猶予はあまり長くありません。

高額な借り入れをすると返済に困る可能性があるので、お金を借りるときは必要最低限の金額に抑えておきましょう。

転宅資金は住宅の移転や貸借に必要な資金を借り入れできる

転宅資金は、引っ越しにかかる資金を最大26万円まで借り入れできます。

貸付対象母子家庭の母
父子家庭の父
寡婦
借入金の使途住宅を移転するため住宅の貸借に際し必要な資金
利率保証人有:無利子保証人無:年1.0% 
限度額260,000円
据置期間6ヶ月
償還期間3年以内

転宅資金は、引越しする際の運送費や敷金などの一時金などに利用できるため、急な転勤なので引越しが必要になったときに役立ちます。

事業開始資金は最大326万円まで借り入れ可能!設備・什器・機械の購入資金に利用できる

事業開始資金では、起業に必要な費用であれば最大314万円まで借り入れできます。

事業開始資金は、母子父子寡婦福祉資金貸付金の中で最も限度額が大きいのが特徴です。 

貸付対象母子家庭の母
父子家庭の父
母子・父子福祉団体寡婦
借入金の使途事業(例えば洋裁、軽飲食、文具販売、菓子小売業等、母子・父子福祉団体については政令で定める事業)を開始するのに必要な設備、什器、機械等の購入資金 
利率保証人有:無利子
保証人無:年1.0% 
限度額3,260,000円、団体4,890,000円
据置期間1年
償還期間7年以内

1年の据置期間があるため、創業時の返済負担を軽減でき、事業に集中できます。

事業継続資金は最大163万円まで借り入れ可能!運転資金にも使用可能

事業継続資金は、現在営んでいる事業の運転資金として最大163万円まで借り入れできます。

貸付対象母子家庭の母
父子家庭の父
母子・父子福祉団体寡婦
借入金の使途現在営んでいる事業(母子・父子福祉団体については政令で定める事業)を継続するために必要な商品、材料等を購入する運転資金 
利率保証人有:無利子
保証人無:年1.0% 
限度額1,630,000円、団体1,630,000円
据置期間6ヶ月
償還期間7年以内

事業継続資金も他の資金と同様に、年1.0%の低金利で借り入れできるため、民間からお金を借りるよりも返済負担を大幅に軽減できます。

母子父子寡婦福祉資金貸付金を利用する流れ!申し込み方法や申請手続きを解説

母子父子寡婦福祉資金貸付金を利用する流れは、民間業者でお金を借りる流れとは大きく異なります。

必要書類が多く面談も必要になるため、時間に余裕を持って手続きを進めていく必要があります。

母子父子寡婦福祉資金貸付金を利用する流れ!申し込み方法や申請手続きを解説
  • 市役所のこども課または子育て支援課の窓口で申請書をもらう
  • 運転免許証や所得証明書などの必要書類を揃えて提出する
  • 担当者との面談が必須!借り入れの目的や返済計画などを伝える
  • 提出書類と面談内容をもとに審査実施|支給開始は1ヶ月〜1ヶ月半後
  • 返済方法は状況に合わせて選択可能!滞納すると違約金が発生する
  • 災害など特別な事情がある場合は返済免除・償還免除や猶予も可能

手続きをスムーズに進めていくために、ここで申し込み方法や申請手続きを確認しておきましょう。

市役所のこども課または子育て支援課の窓口で申請書をもらう

お金を借りる際の相談窓口は、市役所のこども課または子育て支援課です。

窓口で母子父子寡婦福祉資金貸付金を利用したいことを伝えて、申請書をもらいましょう。

なお、地域によっては窓口が福祉相談センターや振興局になるケースもあります。 

窓口で申請書をもらったら、必要事項を記載しておきましょう。 

運転免許証や所得証明書などの必要書類を揃えて提出する

申し込むときは、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類をはじめ、所得証明書などの収入証明書の提出が必要です。

必要書類の数が多いので、申し込み手続きをするときまでに早めに揃えておきましょう。

申し込みに必要な書類
  • 貸付申請書
  • 戸籍謄本
  • 世帯全員の住民票
  • 印鑑登録証明書
  • 連帯保証人の収入がわかる書類
  • 本人確認書類

なお、必要書類は自治体により異なります。不明な点があれば、窓口で申請する際に相談しておきましょう。

担当者との面談が必須!借り入れの目的や返済計画などを伝える

母子父子寡婦福祉資金貸付金を利用するには、担当者との面談が必要です。

事前に面談する日時を決めた後、当日は母子・父子自立支援員などの相談員と面談を行います。

面談では借り入れの目的や家計を改善する意思、返済計画などを問われるので、しっかり答えられるようにしておきましょう。

なお、面談は子供と連帯保証人も一緒に受ける必要があります。

提出書類と面談内容をもとに審査実施|支給開始は1ヶ月〜1ヶ月半後

提出書類と面談の内容をもとに審査が行われ、結果は1ヶ月〜1ヶ月半ほどで通知されます。

審査期間は地域によって異なりますが、支給開始までに早くても1ヶ月はかかります。

審査に通過したら自宅へ貸付決定通知書が送付されるので、忘れずに確認しておきましょう。

貸付決定通知書を受け取った後、貸付金が指定の銀行口座へ振り込まれます。 

返済方法は状況に合わせて選択可能!滞納すると違約金が発生する

​​返済方法は3種類用意されており、それぞれの収入状況に合わせて選択できます。

返済方法
  • 月賦(一定額を毎月返済)
  • 半年賦(半年に1回ずつ返済)
  • 年賦(1年に1回だけ返済)

最も一般的なのは月賦ですが、毎月の返済が難しい場合はボーナス時期に合わせて返済する半年賦や年賦がおすすめです。

ただし、いずれの返済方法を選んでも、償還期限を過ぎて滞納すると違約金が発生します。 

滞納による延滞金は年率3.0%となっており、滞納した日数によって違約金は異なります。

借入金が大きく、滞納日数が長引くほど違約金が上がっていくので、早めの返済が必要です。

災害など特別な事情がある場合は返済免除・償還免除や猶予も可能

災害や障害などの特別な事情が発生した場合は、返済免除や償還免除が可能です。

災害により被災した母子家庭及び父子家庭並びに寡婦に対しては、償還金の支払猶予などの 特別措置を講じます。

引用元:被災者支援に関する各種制度の概要 – 内閣府防災情報

何らかの事情により支払いができない場合は、期日までに電話などで相談を申し入れましょう。

担当者が個別に面談を行い、無理のない返済計画等を策定してくれます。

母子父子寡婦福祉資金貸付金の審査落ちを防ぐ方法

母子父子寡婦福祉資金貸付金を利用するには、事前に審査を受ける必要があります。

審査落ちを防ぐためには、事前に対策が必要です。

母子父子寡婦福祉資金貸付金の審査落ちを防ぐ方法
  • 健康保険料や住民税を滞納している場合は支払いを進めておく
  • 虚偽申請をせずに世帯の状況や収入金額は正確に申告する
  • 返済計画を明確に伝えると審査で優遇してもらいやすい

スムーズな借り入れを実現するために、審査対策のポイントをしっかり押さえておきましょう。

健康保険料や住民税を滞納している場合は支払いを進めておく

健康保険料や住民税といった支払いを滞納していると、審査に落ちる原因になります。

審査に通りたいなら、現在滞納している分の支払いを少しでも進めておきましょう。

滞納を全て解消できなくても、支払いを進めていれば返済する意図があることが伝わり、融通を利かせてもらえる可能性があります。

虚偽申請をせずに世帯の状況や収入金額は正確に申告する

借り入れを申し込むときは、世帯の状況や収入金額は正確に申告しましょう。

お金を借りたいからといって虚偽の申請をすると、審査に落ちる原因になります。

母子父子寡婦福祉資金貸付金の審査では、収入証明書や住民票などの書類によって申込者の生活や収支状況を確認するため、婚姻や収入金額などの情報を隠すのは不可能です。

虚偽の申請がバレると信用を失い、融資が否決されます。 

再び信用を取り戻すには時間がかかるので、最初から正確な情報を申請しましょう。

返済計画を明確に伝えると審査で優遇してもらいやすい

担当者と面談するときは、借入金の使い道や返済計画を明確に伝えましょう

母子父子寡婦福祉資金貸付金は、ひとり親世帯の生活再建を目的にした支援制度であるため、申込者に生活を改善する意思がないと審査に通りません。 

生活を立て直す意思があることが伝われば好印象を与えることができ、審査で優遇してもらえる可能性があります。 

相談員から家計の見直しなどの改善案を提案をされた場合は、積極的に取り組む姿勢を見せましょう。 

母子父子寡婦福祉資金貸付金以外に母子家庭がお金借りる方法

母子父子寡婦福祉資金貸付金の審査に通らなかった場合は、別の方法で資金を調達することを考えてみましょう。

国からお金を借りる方法や民間の金融機関など、母子家庭が利用できる制度は複数あります。

母子父子寡婦福祉資金貸付金以外に母子家庭がお金借りる方法
  • 生活福祉資金貸付制度は無利子または年1.5%の低金利で借り入れ可能
  • ひとり親世帯向けの公的給付なら返済義務なし!生計が苦しい家庭を経済的に支援
  • 民間の金融機関はパート主婦も借り入れ可能!最短即日融資

それぞれの方法を比較して、自分に適した借入先を選びましょう。

生活福祉資金貸付制度は無利子または年1.5%の低金利で借り入れ可能

生活福祉資金貸付制度は、低所得世帯や高齢者世帯等の生活再建を支援する目的で設けられた貸付制度で、無職の人も利用できます

生活福祉資金貸付制度には大きく分けて4種類があり、資金使途に合わせた借り入れが可能です。

スクロールできます
貸付の種類資金の種類金利貸付金額

総合支援資金
生活支援費連帯保証人あり:無利子
連帯保証人なし:1.5%
2人以上の世帯:月20万円以内
単身世帯:月15万円以内
住宅入居費連帯保証人あり:無利子
連帯保証人なし:1.5%
40万円以内
一時生活再建費連帯保証人あり:無利子
連帯保証人なし:1.5%
60万円以内
福祉資金福祉費連帯保証人あり:無利子
連帯保証人なし:1.5%
580万円以内
緊急小口資金無利子10万円以内
教育支援資金教育支援費無利子高校:月3.5万円以内
高専:月6万円以内
短大:6万円以内
大学:月6.5万円以内
就学支度費無利子50万円以内

不動産担保型生活資金
不動産担保型生活資金年3.0%・土地の評価額の70%程度
・月30万円以内
要保護世帯向け不動産担保型生活資金年3.0%・土地及び建物の評価額の70%程度(集合住宅の場合は50%)
・生活扶助額の1.5倍以内

生活費が不足している場合は総合支援資金、子供の教育費が足りない場合は教育支援資金で借り入れできます。

どの資金も無利子または低金利で借り入れできるので、返済負担を軽減できるのが利点です。

ただし、融資までに最短1ヶ月ほど時間がかかるため、借り入れを急ぐ場合は早めの申請が必要です。

すぐにお金が必要な場合は、緊急小口資金を利用しましょう。緊急小口資金なら融資スピードが早く、最短1週間で借り入れできます。

ひとり親世帯向けの公的給付なら返済義務なし!生計が苦しい家庭を経済的に支援

生活が困窮していて、お金を借りても返済する余裕がない場合は、公的給付を利用しましょう。

公的給付は返済義務がないため、生活が苦しい母子家庭も安心して利用できます。

ひとり親世帯向けの公的給付
  • 出産育児一時金
  • 出産手当金
  • 育児休業給付金
  • 児童手当
  • 児童扶養手当
  • 児童育成手当
  • ひとり親家庭自立支援給付金

それぞれの状況に合わせて、公的給付をうまく活用しましょう。

民間の金融機関はパート主婦も借り入れ可能!最短即日融資

パート収入のある主婦であれば、民間の金融機関で借り入れができます。

民間の金融機関で借り入れするなら、消費者金融がおすすめです。消費者金融は即日融資に対応しているため、申し込んだその日のうちに借り入れできます。

また、Web完結&電話なしに対応しているカードローンも多く、申し込み手続きも数分ほどで完了します。コンビニATMで借り入れ・返済ができるので、急な出費で困ったときに便利です。

パート主婦におすすめの消費者金融
消費者金融金利限度額審査時間融資時間
プロミス4.5〜17.8%500万円最短3分最短3分
アコム3.0~18.0%800万円最短20分最短20分
アイフル3.0~18.0%800万円最短18分最短18分
レイク4.5〜18.0%500万円最短15秒最短25分
SMBCモビット3.0~18.0%800万円最短15分最短15分
ORIX MONEY1.5〜17.8%800万円最短60分最短即日
ダイレクトワン4.9〜18.0%300万円最短30分最短30分
セントラル4.80〜18.00%300万円最短即日最短即日
フクホー7.3~18.0%200万円最短30分最短即日
いつも4.8〜18.0%500万円最短30分最短30分
ベルーナノーティス4.5〜18.0%300万円最短30分最短24時間以内

なお、低金利でお金を借りたいなら、銀行カードローンがおすすめです。

銀行カードローンは消費者金融よりも金利が低いため、長期の借り入れを検討している人に適しています。

低金利の銀行カードローン
銀行カードローン金利限度額審査時間融資時間
楽天銀行スーパーローン1.9〜14.5%800万円最短即日最短翌日
みんなの銀行Loan1.5~14.5%1,000万円最短2分最短翌日
イオン銀行カードローン3.8〜13.8%800万円最短翌日最短翌日
セブン銀行カードローン12.0〜15.0%300万円最短翌日最短翌日
PayPay銀行カードローン1.59〜18.0%1,000万円最短60分最短翌日
auじぶん銀行カードローン0.98〜17.4%800万円最短1時間最短即日
三井住友銀行カードローン1.5~14.5%800万円最短即日最短1週間前後
三菱UFJ銀行カードローンバンクイック1.8〜14.6%500万円最短即日最短1週間前後
SBI新生銀行カードローン4.5~14.8%500万円最短翌日最短翌日

ただし、銀行カードローンは消費者金融よりも審査が厳しめです。

契約時に口座開設が必要な場合もあるので、利用条件をよく確認してから申し込みましょう。

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金融にまつわる様々な情報を発信しております。カードローン、キャッシングなどお金にまつわるノウハウなども解説しています。ぜひご覧ください。

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